野茨の環シリーズ 用語解説(2016年01月18日UP)

武具

  • 【退魔の魂】
  •  三界の魔物に対抗し得る「三つの世界に同時に届く」武器。
     「一人の全存在」を変換した【退魔の魂】と呼ばれる武器。

     その者の決意に基づき儀式が行われ、変換の術式が組み込まれた呪具が授与される。
     呪具を所持し、使用する事で、少しずつその者の存在が、呪具に取り込まれて行く。
     武器の形は任意。あるのは、柄だけ。その柄頭には、まだ【魔道士の涙】はない。
     武器【退魔の魂】は、その者の命が尽きる時に完成する。

     その者が長く生きる程、その者が生前に呪具で倒した魔物が多い程、退魔の魂は強大な力を持つようになる。
     命尽きるまでに、多くの【三界の魔物】を倒せば、それだけ、後に残る退魔の魂も強力になる。

     例:完成形。舞い降りる白鳥の魔剣 ポリリーザ・リンデニー
     例:双羽、三枝らは、自らの全存在を捧げている最中。

  • 【魔法の鎧(まほうのよろい)】
  •  軽く丈夫な布の衣服に染色や刺繍、最初から織り込むなどして、防禦などの術を組み込んだ物。
     頑強、耐熱、耐寒、耐炎、抗魔……様々な防護の効果が付与されている。
     身に着けるだけで、それらの庇護を得られる代わりに、常時、魔力を消耗する。
     【飛翔する鷹】学派の術を修めた鎧職人の腕前の良し悪しで、性能は大きく異なる。
     魔力の循環と術の組み合わせや相性などを工夫すれば、少ない魔力で、より多くの術を発動させられる。
     尤も、どんなに工夫を凝らしたところで、鎧を纏う者の魔力が著しく不足すれば、鎧に組込まれた数々の術は、発動しなくなる。多くの魔力を必要とする強い術から順に、効力を失ってしまうのだ。
     装備者の元々の魔力が弱く、最初から「ただの服」同然の場合もあるが、多くの術を使い、疲労したせいで、それまで発動していた術が効力を失ってしまう場合もある。
     魔力を持たない者でも使用できるように、最初から、鎧に魔力を籠めた宝石などを組み込み、宝石の魔力で発動するようにもできる。
     例:「野茨の血族」の政晶が着ていた鎧。
     魔力の循環経路が異なる為、着用者の魔力を使用する鎧に、後から宝石を付け足すことはできない。

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