■リネンの下に-説明 (2015年10月31日UP)
- 説明
間もなく金婚式を迎える老夫婦が主役の話。
ある梅雨の晴れ間、夫が古着屋でリネンの帽子を買った。
その帽子を被った夫の頭がおかしくなる(物理的な意味で)。
不思議な帽子を巡る夫婦の心情を描いた輝きの物語。
夫と妻、どちらの気持ちに共感するかで、読者の方の頭の状態が(物理的な意味で)わかるような、わからんような、そんな感じの話です。
幸照(ゆきてる)……主人公その1。夫。もうすぐ結婚50年。 福子(ふくこ)……主人公その2.妻。もうすぐ結婚50年。 茂田(しげた)……幸照の友人。 若者……突然、車道に飛び出した老人を轢いてしまった気の毒な運転手。 |
以下は、タイプミスではなく、方言です。他にもありますが、基本形だけ。
○○とぉ=○○している
例:喋っとぉ=喋っている
「っ」は省略しがち。
例:思(おも)て=思(おも)って
例:買(こ)ぉて=買(か)って
形容詞末尾の「い」も省略しがち
例:難(むつか)し=難(むずか)しい